といっても,経営視点で学ぶグローバルSCM時代の在庫理論―カップリングポイント在庫計画理論は導入方法が書かれていながらも前半部分は数式が多く,SCMを実際に導入する人以外が読み切るのは相当骨の折れるものである.在庫理論を勉強する人以外にはおススメしにくい.ただし,題名にあるようにSCMにおけるカップリングポイントに関してはわかりやすく説明されており,カップリングポイントの説明をしている本をあまり見ないのでその点では重宝する.カップリングポイントは見込み生産と受注生産の混合を考える上では知っておきたい項目である.
一転して,サプライチェーン経営入門はSCMという単語を聞いたことがない人にもSCMがおおよそどんなものか分かるように書かれている.SCMを初めて学びたいという人にはこちらがお勧めだ.SCMの問題がうまく整理されており,数式も特に出てこない.ERPパッケージのSCMにおける役割や,企業間の在庫に対するインセンティブの違いなど,在庫保有量を決定する問題以上に広く問題をとらえているところが良い.
私の現在取り組んでいる研究はSCMに関するものなので,より多くの人がSCMについて知って欲しいとなんとなく思ってしまう..
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