2009年9月5日土曜日

新しい仕事は5S

 企業研修の2週目が終わりました。はい、まだ何もやっていないです。

 ちなみに、確認のために書いておきますが、私はヴルカヌス・イン・ヨーロッパプログラムに参加し、ポルトガルの鋳造工場でインターンシップをしています。ポルトガル語はリスボンで4ヶ月間足らずほど勉強しました。

 工場を理解するためにと融解工程の職長についていたのですが、今、融解工程は忙しく、職長は色々と見回る必要があり、会議にもたくさん出席しなければな りません。会議について行くことがゆるされているのですが、正直なところ、彼らが会議で何を言っているのかがわかりません。

 朝の会議もマネジャーが帰ってきたので、しばしば緊張感もただよう良い会議になっているのですが、いかんせん内容についていけません。発言することがな いだけではなく、何を言っているのか理解できないというのは大問題です。こんな出席する資格なしの若造をいすがしばしば足りなくなるような会議室において いただいて、申し訳なくも感じています。

 話をもどしますが、融解工程の職長は私に気を使って、忙しかろうが質問などには丁寧に答えてくれます。それでも、質問する量にも限界があり、しかも仕事 を与えられていないので、ただ金魚のフンのようにしているだけで、他の人が働いている中、私は暇そうに工場内をプラプラしているだけというのは、どうもい い気がしませんでした。

 でも、プラプラしているからこそいくつか気づくものもあります。そして、ちょうど朝の会議で課題にあがっていた(はずの)ことと、気づいた点が合致していたので、上司に相談してみることにしました。

 「5Sをやらしてください。」

 ちなみに、私の5Sは在庫管理とかではなく、トイレなどの清掃関連という、もう理系もくそもないような内容です。日本人がポルトガルまで来てトイレ掃除 をするというのは、させるほうも少しとまどうものかもしれません。それでも、私がこの5Sに取り組む利点を上司に説くと、すぐに上司はOKをくれました。

 今、取り組みだしたところなのですが、いかんせん計画表を書くのも辞書とにらめっこしながら書く必要があり、何をするにしても誰に相談すればいいのかわからないという仕事のできないっぷりをはっきしていますw

 こんな清掃活動みたいなのが楽しいかって思われるかもしれませんが、楽しいです。5Sは工場運営の基礎にして奥義みたいなものだと思うんです。成功させ るには必ず全員の協力を必要とします。しかも、これを他国の文化の中で経験できるって最高じゃないですか? 正直、成功させる自信があるというわけではないですが、5Sは日本のオリジナルな分、日本人という自分の特性を生かした仕事をできたらと思います。

 最後に、上司にクリスマスなども日本に帰ることができないことを言うと、「じゃあ、クリスマスは私の家に来なさい」といってもらいました。やさしい人で 良かったです。クリスマスのバカリョウ(たら)料理を体験できそうです。ちなみにポルトガルの伝統的なクリスマスではターキーよりもバカリョウを食べるそ うです。

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