4つの政治的原理。
- 国家主義(国家を基本とした安全と安定)
- 自由主義(自由と選択の可能性)
- 民主主義(権力への参加)
- 社会主義(平等と福祉による資本主義への抗議)
イギリス
国王は最初から強かった。王権の制限が必要だからマグナ・カルタの登場。
主権は「国王と議会」という古い建前を残しながら、選挙権の拡張による国民主権。革命ではなく改革によって変化していった。
首相の権力が大きい。
利益団体が高度に組織化されている。
アメリカ
自由と平等。イギリスは貴族のおさめる「人民に代わって」。アメリカは「人民による」という自治。
自由主義と連邦制による「弱い政府」として樹立。1929年の大恐慌は「強い政府」へ変わるきっかけに。
フランス
国家主義、自由主義、民主主義、社会主義を10年で体験。イギリス、アメリカは200年かけて経験。
逆説的だが、革命の伝統。
大統領の権限は制約が少なく強大。
強い首相体制か強い大統領体制か。
ドイツ
国家統一が遅かった。
保護育成政策の下で工業後進国ドイツはイギリスを追い越すまでに。後進的だったからこそ、いきなり最高水準から出発。
民主的な制度からヒットラーを有無。
ドイツの奇跡的な経済復興。
あと、EUとソヴィエト、日本、中国があるけれど、教科書的なメモになってきたので書くのをやめる。
興味を持った文章を引用する。
20世紀末の国家は「小さな国家」を唱えて、いわば主権行使をみずから制限していく。しかし国際化の進行の中で、国内の一部の利益の要求に応えるためには、対外的には「大きな国家」にならねばならない。
国債がたまりすぎているから減らそうという小さな国家論がある一方で、法人税の国家間の比較やTPPにおける農業保護の話は決して小さな政府にしようという流れで議論はされない。国内の情勢だけで政治の舵を切れない国際社会に組み込まれた国の政治はなんと難しいことか。
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