2012年10月16日火曜日

確率・統計でわかる「金融リスク」のからくり

金融工学とはなんでも非常に難しいものらしい。普通は理解することをあきらめる。だから利率が高いというだけでよくわからない金融商品を買ってしまう。これが普通。

今回、紹介したいのは確率・統計でわかる「金融リスク」のからくり。難しい数学の知識は特にいらない。「ランダムウォーク」と「モンテカルロシミュレーション」がわかっていたら良いだけ。「マルコフニコフ連鎖」の単語すら本に出てこない。

・・・えっ、難しい?何を言っているかわからない? 冗談です。

「ランダムウォーク」と「モンテカルロシミュレーション」という単語は実際に本に出てくるが、読者がそのようなものを知らないのを前提にして、かなり噛み砕いて教えてくれる。それにあきたらず、付録にサイコロがついていて、素人でも簡単にシミュレーションまでできるようにしてくれる優れもの。(実は、数学の手法の多くは小難しい名前がついていても概念はすごく簡単なことがよくあり、ちょっと説明されるだけでわかるものが意外に多くある。)

そして、この本を読むときっとあなたは思うだろう。「リーマンショックがどうとかあったけれど、金融業界はやっぱり詐欺集団だったのか」と。

私個人は工学人間の割りには金融の仕事は非常に大事だと思っている(工学系の人には金融業界が嫌いな人は多い)。むしろ、ベンチャーに思い切って金を出せる人はすごいと思っている。しかし、仕組債を売ったら、これはもう詐欺だろう。ちゃんとリスクを説明しているって? いやいや、個人購入者の大部分はわからないでしょう。こんなふざけた製品を作ったら製造系の会社なら信用なくしてつぶれるよ。

金融関係の会社に勤めている友人も多いけれど、ちょっとあおるために過激に発言してみた。さて、興味をもった人はぜひ読んでみてほしい。世の中とはおっとろしいものだなーとしみじみ思えるから。





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