2012年9月24日月曜日

「知の衰退」からいかに脱出するか?

 著者である大前研一さんは日本人の多くが自分の周囲のことにしか興味を持たず、日本全体で何も考えない人が多くなっていることを指摘している。この本では現状の問題点が具体例と共に説明され、知の衰退に陥っている社会で私たちがどのように衰退から脱出し、生き抜いていくべきかが提示されている。






気になったところメモ

 著者は次のようなことを勧めている。

 毎週土曜日に3時間ほど時間をつくり、自分が関心のあることにGoogleでネットサーフィンをする。そして、要点と自身の考えをレポートにまとめる。こうすることで、著者が棚作りと呼ぶ知識の資産を積み上げていく。


 また、模倣から学ぶことの重要性も指摘している。

 良いと思ったところは何でも吸収することが大事。でも、何を吸収するかを選択しなければ意味がない。むしろ、何を吸収するか選択する能力が明暗を分ける。
著者は中国の悪いところを挙げ始めればきりがないが、それでも中国から学ぶことは多く、もっと中国から学ぶべきだという。日本人にも良いところと悪いところがあることを考えればもっともな意見だ。色々と問題を抱えているようだが、世界経済の成長を支えている中国から日本が学ぶことは多くあるだろう。


 最近の世界のエグゼクティブに関しても情報が記載されていた。

 本書によると、最近の世界のエグゼクティブと言われる人間も伝統的な教養をあまり持っていないようだ。代わりに、世界規模での社会活動への関心が共通の教養となっているらしい。
これらの話に的確に自分の意見を言えなければ、世界を動かす社会ではのけものにされるのだろう。世界規模で何かをしたければ、世界規模の問題に対して常に気を配る必要がありそうだ。



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