2010年9月29日水曜日

恋愛はスペックより暗示が重要

 恋愛感情を明確に説明するのは難しい。恋人がいる人に、恋人の良いところを聞くのは簡単だが、恋人を好きな理由を答えてもらうことはなかなかできない。多くの場合、なぜ好きなのかを本人が理解できていないからだ。

 恋人の良いところを聞くのは簡単だという理由は、スペック思考で考えることができるからだ。「背の高さ」「かっこよさ(かわいさ)」「賢さ」「やさし さ」などの基準で恋人を評価し、優れている点を取り上げて、「背が高い」「かっこいい」「賢い」「やさしい」などと答えればよい。

 あなたの好みを上のスペックを利用して書き出してみよう。そして、あなたが今まで好きになった人が書き出したスペックを持っているか確かめてみるとよ い。案外、その好みとあっていないことがわかる。つまり、自分が好みだと思うスペックは好きになる相手の必要条件になっていないのだ。

(スペックは恋愛対象を選ぶ制約条件になっていると私は考えているが、ここではその説明を割愛する。)

 ちなみに、「私は好みの合う人」がタイプという人は多いが、好みが合っていないと言いながら長く付き合っているカップルはごまんといる。このような相性というものも根本的には上記で説明したスペック思考と変わらない。

 恋愛はマーケティングだ、と豪語する人もいるので、ここでマーケティングでの考えを取り上げよう。マーケティングの分野では、顧客が必ずしも自分の欲し いものを理解できているわけではないと考えることがある。恋愛も同様で好きになる条件を私たちは理解できていない人が多いと考えるべきなのではないだろう か。少なくとも私は自信の恋愛トリガーがどこにあるのかは知らない。

 もし、誰も自身の恋愛トリガーの位置を知らないというのなら、好きな人がいて、その人の好みを聴きだしても、その好みにあわせて努力する意味がないこと になる。例えば、「筋肉質な人が好き♪」という言葉に踊らされた男がジムで必死に体を鍛えているのを見たら、みな同情の視線を送るべきだということだ。

 では、好きな人を振り向かせることはできず、運任せにするしかないのか? これは難しい問題だ。

 私は少なくとも自分がある特定の人を好きになるための補助的な手段はあると思っている。それは、相手を「好きだ」と思いこむこと。1日に1回以上その人 のことを思い浮かべ、その人の良いスペックを浮かべたり、なんとなく気にいっているしぐさなどを思い浮かべる。さらに、「○○が好きだ」と声に出すのも効 果的。行動の理由づけのために心理を一致させる方法である。いわば、ニコニコしていたらなんとなく楽しくなるというのと一緒の原理だ。

 じゃあ、自分を好きになってもらうにはどうするべきか? 前段落の説明から考えて、相手に自分のことを考えてもらえば良いのではないか。「○○のことを良く考える」それは「○○のことが好きだからだ」と錯覚(?)させるのだ。

 人はよく頻繁に顔を合わせる人を好きになるという。付き合ってから深く好きになるという人もいる。告白されてから気になるようになるとも聞く。上記の解釈だけでは説明しきれないが、原因の一端になっているのではないだろうか…。



 補足だが、女の人は好きでもない男に告白されるのは嫌な気分はしないが、しつこくされると嫌いになるらしい。逆に、男は女の人に必死になられると結構落 ちるようだ。そのため、男は必死に口説こうとして、女は必死に逃げるということがよく起こるようだ。世の中には腕力にものをいわすクズな男もいるだけに女 の人が身構えるのは仕方がないのでしょう。男の人は「告白されてから作戦」を使う際はご注意を。つかまっても警察まで引き取りにいきません。


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