2010年10月9日土曜日

鴨川ホルモー


  このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。 
これは,鴨川ホルモーの裏表紙に書かれている文章だ。
この作品を見たことがない、読んだことがない人には何を言っているのかわからないだろう。ちょんまげ?  しかし、読めばすべて納得してしまう。

鴨川ホルモーの著者である万城目さんは京大OBで私の先輩にあたる。元京大生だからこそわかる京大生の不思議な生態をうまく書き表している。

この話はあらすじを書いてしまうとつまらなくなるので、書かないが、オススメの本であることは間違いない。読んで何かを得られるわけではないのだが、面白いから読まないわけにはいかない。なんとも困った本だ。

個人的には映画を先に見ることをオススメする。 想像するのが難しい「鬼」も映像を見たあとでは簡単に受け入れられる。ただし、映画鑑賞後にはつい「ゲロンチョリー」と言ってしまうから注意が必要だ。

鴨川ホルモーが気に入ったらあわせて、鴨川六景も読むとよい。


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